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BGM: カラヤン/ヨハン・シュトラウス ワルツ&ポルカ [睡夢庵のBGM]

【BGM: カラヤン/ヨハン・シュトラウス ワルツ&ポルカ】

今日はヨハン・シュトラウス2世のワルツとポルカ。 カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
カラヤンのシュトラウスはフィルハーモニア時代から評価が高く、この80年録音のCDはその中でも完成度が高く洗練の極みとの評価もある様です。 あるライターは所謂本場物の演奏とは一線を画する本物の音楽があると評しています。 こういった評価を目にしていたこともあり、ぶらっと立ち寄った古書店で偶然目に止まってしまい・・・

確かに繊細かつ研ぎ澄まされた音色やダイナミックな表現は傑出したものですが、これらは円舞曲、ポルカの本質ではない様な気がして、私にとっては良くも悪しくも“カラヤンとBPOのヨハン・シュトラウス”でした。 この演奏、少々の音量でならしてもクレームがつかない再生環境なのであれば、フルオーケストラものとしては最右翼であることは間違いないでしょう(^^;)
ただ、作曲された時期と当時の楽器及び演奏されたであろう環境を考えた時、これが本当に作曲者が意図したものか少々?です。

ウインナー・ワルツはEMIのボスコフスキー/ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の物が私の肌に合います。 その理由はこれらのマイクセッティングが良く夫々の楽器をくっきりと拾っていること、そして洒脱なことでしょうか。 このCDと同じワルツ6曲が入ったボスコフスキーものがEMIから出ている様ですので私としてはこちらがお薦め。 これらはEMIのサイトで試聴出来ます。

このCDは一般的家庭の再生環境で雑誌等の評価を実感するのは少々難しいですね。 DGの録音では、特に小編成向けの曲でこう感じるものが結構多い様(手持ちがカラヤンのものが多いから?)です。 これもその例に漏れず、通常の音量ポジションでは大ホールの末席で聴いているような掻痒感を拭えません。 スピーカーで満足の行く再生すると家族に怒られそうですのでイヤフォーンで聴き直しました。 それでもソニーのMDR-F1では、オンキョーSE-U33GXのボリュームを通常の60%から90%に上げ、Winampのボリュームを90%にしてやっと満足の行く音場になるといった具合です。
因みに一般的な録音ではスピーカー再生ならばSONY TA-3200Fの入力ボリュームは1/4ポジションでWinampのボリュームは30~50%位で充分なのですが、これではMAIN側を1/2以上に上げたくなります(^^)

Karajan_Strauss_POCG-7006.jpg
発売日:1993年9月18日
録音日:1980年6月、9月、12月
グラモフォン
CD No.:POCG-7006
ヨハン・シュトラウス2世
WALTZES & PLOKAS
01. 円舞曲《美しく青きドナウ》作品314
02. 円舞曲《芸術家の生涯》作品316
03. 常動曲 作品257
04. 円舞曲《ウィーンの森の物語》作品325
05. 円舞曲《ウィーン気質》作品354
06. トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214
07. 円舞曲《南国のバラ》作品388
08. アンネン・ポルカ 作品117
09. 皇帝円舞曲 作品437

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
チター: ヨーゼフ・ハウスマン(ウィーンの森の物語)


BGM: デュ・プレ/R.シュトラウス 交響詩「ドン・ヂホーテ」 [睡夢庵のBGM]

【BGM: デュ・プレ/R.シュトラウス 交響詩「ドン・ヂホーテ」】

久しぶりの更新です。(^^;) 聴いていなかった訳ではないのですが、一段落と思ったら気が抜けてしまって・・・

ジャクリーヌ・デュ・プレでエルガーのチェロ・ソナタとR/シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」を。

これは海外盤、2000年に“Concerto Collection”という名で出たものの4枚目。

「ドン・キホーテ」はカラヤン/ロストロポーヴィッチのものを持っていますが、もう少し灰汁が強くてもいいのでは?で・・・
外盤のこれにはデュ・プレの手持ちレコードにはない、エルガー/モン/ディーリアスも入っており、4CDで国内盤の1枚と大差ない価格でしたので購入していたものです。

只、今からデュ・プレを集めようとするのであれば、“The Complete EMI Recordings”という17枚BOXものがお奨めです。
殆どはリマスターされていますので音質の向上が期待出来る? 今ならHMVオンラインで¥3,648という驚きの価格で手に出来るはずです。

du-Pre_441363.jpg
2000/06/06 発売
発売元 : EMI 蘭
CD-No  :441363
収録曲:
CD-1
01 ハイドン チェロ協奏曲 第1番 ハ長調
指揮: ダニエル・バレンボイム/ロンドン室内管弦楽団
録音: EMI Abbey Road Studios-1967/04/17
02 ハイドン チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Op101
指揮: ジョン・バルビローリ/ロンドン室内管弦楽団
録音: EMI Abbey Road Studios-1967/12/13
03 ボッケリーニ チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調
指揮: ダニエル・バレンボイム/ロンドン室内管弦楽団
録音: EMI Abbey Road Studios-1967/04/24

CD-2
04 シューマン チェロ協奏曲 イ短調 Op129
指揮: ダニエル・バレンボイム/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音: EMI Abbey Road Studios-1968/04/08-09
05 サン・サーンス チェロ協奏曲 第1番 イ短調 Op33
指揮: ダニエル・バレンボイム/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
録音: EMI Abbey Road Studios-1968/09/24
06 モン チェロ協奏曲 ト短調
指揮: ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団
録音: EMI Abbey Road Studios-1968/09/20

CD-3
07 ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 Op104
指揮: ダニエル・バレンボイム/シカゴ交響楽団
録音: Medinah Temple, Chicago, IL 1970/11/11
08 ドヴォルザーク 森の静けさ Op68-5
指揮: ダニエル・バレンボイム/シカゴ交響楽団
録音: Medinah Temple, Chicago, IL 1970/11/11
09 ディーリアス チェロ協奏曲
指揮: サー・マルコム・サージャント/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音: EMI Abbey Road No.1 Studio 1965/01/12&14

CD-4
10 エルガー チェロ協奏曲 ホ短調 Op85
指揮: ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団
録音: Kingsway Hall, London 1965/08/19
11 R.シュトラウス 交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
指揮: エイドリアン・ボールト/ニュー・フィルハ^モニア管弦楽団
録音: EMI Abbey Road No.1 Studio 1968/04/06&07


BGM: リヒテル/ムソルグスキー 展覧会の絵 [睡夢庵のBGM]

【BGM: リヒテル/ムソルグスキー 展覧会の絵】

MP3ファイルの一覧を眺めていたところ、リヒテルが世に出た最初の録音と言われるこれを落としていない事に気付き拾う事にしました。 ただ、モノラルですし、ブルガリアでの実況録音盤なのでオーディオ的には下の部類です。 マイクの帯域は狭くオフで拾われていますので音はくぐもっていて、会場の暗ノイズのほか盤の歪みなのか最初から最後迄結構なレベルのノイズが乗っています。 それに聴衆の雑音も・・・

ムソルグスキー《展覧会の絵》はよく演奏される題目ですが、ほぼ切れ目なく演奏されていますので、面倒なので裏表合わせて1本にしてしまいました。

この組曲《展覧会の絵》は、絵の印象を表した10曲と「プロムナード」と題される間奏5曲+1曲で構成された、ピアノ独奏用の組曲として作曲されていますが、生前には一度も演奏も出版もされなかったという曰くがあるもの。 ムソルグスキーの遺稿の整理に当たったのが幸いにもリムスキー・コルサコフであり、彼の手によって1886年になって陽の目を見ます。 しかしながら、これはコルサコフの改訂が多く、現在では原典版とは区別されています。 これはその曲想の為、管弦楽等への編曲が行われており、ラヴェルの管弦楽版「展覧会の絵」によってこの曲が世界的に知られる様になっています。

このレコードでリヒテルは原典に沿った演奏を行い、これを契機にコルサコフ版/ラヴェル版から原典版で演奏される様になったとされています。
《曲構成》
01. 第1プロムナード 変ロ長調
02. 小人 変ホ短調
03. 第2プロムナード 変イ長調
04. 古城 嬰ト短調
05. 第3プロムナード ロ長調
06. テュイルリーの庭(遊びの後の子供たちの口喧嘩)ロ長調
07. ビドロ 嬰ト短調
08. 第4プロムナード ニ短調
09. 卵の殻をつけた雛の踊り ヘ長調
10. サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ 変ロ短調
11. 第5プロムナード 変ロ長調
12. リモージュの市場 変ホ長調
13. カタコンベ-ローマ時代の墓 イ短調
14. 死せる言葉による死者への呼びかけ ロ短調
15. 鶏の足の上に建つ小屋-バーバ・ヤーガ イ短調
16. キエフの大門 変ホ長調

  ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」
richter_mussorgsky.jpg
- FG-94 Side-A -

01. 第1プロムナード 変ロ長調
02. 小人 変ホ短調
03. 第2プロムナード 変イ長調
04. 古城 嬰ト短調
05. 第3プロムナード ロ長調
06. テュイルリーの庭
   (遊びの後の子供たちの口喧嘩)ロ長調
07. ビドロ 嬰ト短調
08. 第4プロムナード ニ短調
09. 卵の殻をつけた雛の踊り ヘ長調
10. サムエル・ゴールデンベルクと
   シュムイレ 変ロ短調

- FG-94 Side B -

11. 第5プロムナード 変ロ長調
12. リモージュの市場 変ホ長調
13. カタコンベ-ローマ時代の墓 イ短調
14. 死せる言葉による死者への呼びかけ ロ短調
15. 鶏の足の上に建つ小屋-バーバ・ヤーガ イ短調
16. キエフの大門 変ホ長調

演奏    : スヴャトスラフ・リヒテル
レコードNo. : FG-94(M)
録音    : 1958年ブルガリア・ソフィアにおける
        演奏会実況録音=1958/02/25


BGM: オイゲン・キケロ・トリオ プレイズ フランツ・リスト [睡夢庵のBGM]

【BGM: オイゲン・キケロ・トリオ プレイズ フランツ・リスト】

今日はよく聴くオイゲン・キケロ・トリオの演奏、以前にまとめて紹介しましたが、この中から《オイゲン・キケロ プレイズ フランツ・リスト》を。
今、MPS原盤のオイゲン・キケロ・トリオの取り直しをしています。 これを聴くとスタイラスも違いますが、プレーヤーというかアームというか結構な差がありますね。

以下のサンプル、このレコードのSide-A の3曲目パガニーニによる超絶技巧練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」の終わり、ドラム・セッション以降を聴いて頂くと・・・

そうそう、以前の純正交換針 VN-35MR だとばかり思い込んでいましたが、調べてみると VN-35MR はモールド部が赤でした。 カンチレバーも大変短いみたい・・・
調べれば調べるほど VN-35E らしいです(^^;)> 正面は SHURE の文字ラベル、スタイラス・ガードに SUPER-TRACK "PLUS"のラベルが貼ってあります。  因みにボディの方は白文字で SHURE/V15 TYPEⅢ と入り、正面が▽に凹んだ鏡面ですので、これはV-15 TYPEⅢの中でも最初期型らしい。

この交換針を購入した当時は4chアンプを併用していましたので、4ch対応のものを寄越す様に頼んだのですが・・・超楕円針かシバタ針のはずなので VN-35MR とばかり・・・ S-1000ZE/X の方もスタイラス・ガードの正面にはEMPIRE/Cの金押し文字になっていますので純正品の様ですが、という事はこれも楕円針ですね。 これも同じ時に買ってますのでね~何れにせよ、まったくの記憶違いです。 EMPIRE の4ch対応品は 4000D シリーズですからどこで行き違ったか?

YP-600+SHURE V15 TYPEⅢ+ 純正交換針VN-35E/192kbps

SL-1200mk3+SHURE V15 TYPEⅢ+ A'pis製VN-35E/VBR-V0

cicero.jpg
赤: SL-1200mk3+VN-35E(A'pis製)
紫: YP-600+VN-35E純正
  ROMANTIC SWING
オイゲン・キケロ プレイズ・フランツ・リスト
eugencicero_liszt.jpg
発   売 : 1974/01
レコード番号: YP-7012-MP
発 売 元 : 日本コロムビア
《曲目》
- YP-7012-MP Side A -
01. ハンガリー狂詩曲 第2番
02. パガニーニによる超絶技巧練習曲 第2番 ホ短調「オクターブ」
03. パガニーニによる超絶技巧練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」

- YP-7012-MP Side B -
01. 愛の夢
02. パガニーニによる超絶技巧練習曲「狩り」
03. 慰め 第1番
04. キケロの愛の夢

《演奏》
ピアノ : オイゲン・キケロ
ベース : ピーター・ウィッテ
ドラム : チャーリー・アントリーニ


BGM: パイプ・オルガン・イン・ポップス [睡夢庵のBGM]

【BGM: パイプ・オルガン・イン・ポップス】

レコード棚を漁っていたら変わった物が出てきました。 1977年頃 CBS SONY から出た DYNA SOUND 45 というシリーズの《パイプ・オルガン・イン・ポップス ある愛の詩》というもの。
V-15 のお腹を微かに擦っている様でノイズが乗っています。 8年前にリップしようとした時はもっと反りが酷くて諦めていた事を思い出しました。 穴あき内袋を2枚重ねにして棚の壁面に押し付ける形で置いていたら少し修正されたみたいです。 レコードは全て縦置きで隙間なく詰めて保管していますが、どうもCBSのこの材質はむらがあるのか他にも歪みも出ている物があります。 ソースに拘りましたという謳い文句はすごいのですが、硬質重量盤でなくては。
確かに音はいいですがやはり際物です。
録音はパイプ・オルガンとですので、当然ですがミックスダウン。 ピアノ/ドラム/ベースは個別にモウリスタジオで、オルガンは東京カテドラル教会。
 パイプ・オルガン・イン・ポップス ある愛の詩
pipeorganinpops.jpg
演奏: 前田憲男(パイプ・オルガン&ピアノ)
    猪俣猛(ドラム)
    荒川康男(ベース)
レコード No. : 28AG-162

曲目: 
- 28AG 162 Side A -
01. ある愛の詩/LOVE STORY
02. 二人の天使/CONCERTO POUR UNE VOIX
03. サバの女王/LA RINE DE SABA
04. 禁じられた遊び/ROMANCE D'AMOUR

- 28AG 162 Side B -
01. シェルブールの雨傘/PARAPLUIES DE CHERBOURG
02. 男と女/UN HOMME ET UNE FEMME
03. 恋のアランフェス/ARANJUEZ MON AMOUR
04. 白い恋人たち/13 JOURS EN FRANCE


BGM: シュタルケル/ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 作品114 [睡夢庵のBGM]

【BGM: シュタルケル/ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 作品114】

今日はヤーノシュ・シュタルケル/アンタル・ドラティ指揮ロンドン交響楽団によるドヴォルザーク 《チェロ協奏曲 ロ短調 作品114》。 カップリングはブルッフの《コル・ニドライ》。
これは1974年fontanaから廉価盤としての再発ものです。

この曲の名盤としては下記の様なものが取り上げられますが、これはバックのオーケストラの出来、そしてシュタルケルの弦の古雅というかオーソドックス且つ端正にそして緊張感を保ちながら淡々と歌う所が好みです。 オーケストラもシャシャリ出ずがっしりと支えており、録音自体も非常にクリアでダイナミックです。

今、これをA'pis製の VN-35E を付けた V-15 TYPEⅢ で聴いていますが、チェロがいい味を出しています。 純正品とは違ったガッチリ、且つ味のあるチェロを聴かせてくれています。  互換針を使う際には新しいカートリッジと思って、その向く所を探す方が良い様です。 それに 96KHz/24bit で拾う音はやはり輪郭がしっかりしたものになりますね。 VBR/V0 も 192Kbpsとはです。 過去はHDDの容量、iPodへの収納量等もありこの圧縮率を選択しましたが、これからは最良で採る事にしました。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲の名盤としてはこの他挙げられる物は

・ ジャクリーヌ・デュ・プレ
   ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団 1970年

  女性とは思えないダイナミックさの中に繊細さを秘めた、内なる情感を
  爆発させた個性的な演奏で、録音自体は決してよくありませんが
  そういう欠点が気にならない演奏です。。

・ ムスチスラフ・ロストロオーヴィッチ
   ヴァーツラフ・ターリッヒ指揮チェコ・フィルハーモニー
      1952年モノラル

  古い録音でモノラルですが、これは当時としてはよい録音です。
  ロストロポーヴィッチ自身この曲の録音を多数(1985年迄に7枚)出して
  いますが、少なくとも1968年以前の録音の中で彼自身が最も気に入って
  いたものの様です。
  作曲者の母国であるチェコの指揮者/交響楽団をバックとした演奏で、やはり
  身に染み付いた生国であるチェコの音は出せないなと思わせるものです。
  ロストロポーヴィッチ自身はロシア・バクー出身ですが、背景の音と調和した
  深みのある演奏を聴かせてくれます。
  彼についてはボールド/カラヤン/小沢は聴いていますが、私の中ではこれに
  勝るものなしです。


 
ドヴォルザーク 《チェロ協奏曲 ロ短調 作品114》
            
   ブルッフ 《コル・ニドライ 作品47》
Starker_Dvprak_cello104.jpg
指  揮  : アンタール・ドラティ
演  奏  : ロンドン交響楽団
独  奏  : ヤーノシュ・シュタルケル
レコード番号: FG-216
発 売 年 : 1974

《ヤーノシュ・シュタルケル》
Janos Starker, 1924/07/05- ハンガリー・ブタペスト出身のチェリスト・音楽教育者。
7歳でブタペスト音楽院への入学が認められる程幼い時からその才能を開花させていた。 ソロデビューは11歳。 1945年にはブタペスト国立歌劇場管弦楽団とブタペスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任している。 しかし、翌年には故国を去り、ヨーロッパ各国で演奏を行い、その名を広めた。 1948年にはアンタル・ドラティの招きでダラス交響楽団の首席チェリストに就任、アメリカに移住する決意を固める。 1949年にはフリッツ・ライナーの招きを受け、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席チェリストに就任、1953年ライナーがシカゴ交響楽団に移るとこれに合わせ移籍、1958年まで在籍した。 1950年ピリオドというレーベルに録音したコダーイの無伴奏チェロソナタでソリストとしても一躍その名を轟かす。 1958年にシカゴ交響楽団の職を辞した彼はインディアナ大学の教授に就任、後進の指導に当たった。 その門下には堤剛等がいる。

《アンタール・ドラティ》
Antal Dorati, 1906/04/09-1988/11/13没。 ハンガリー出身の指揮者・作曲家。 父親はブタペスト・フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリニスト、母親はピアノ教師という環境でハンガリー・ブタペストに生まれる。
リスト音楽院に学び、コダーイとレオーに作曲をバルトークにピアノを学び、1924年ハンガリー国立歌劇場で指揮者としてデビューする。 ドイツ・北欧の多くの楽団と共演をし、1937年アメリカデビューを果たす。 1947年アメリカに帰化する。 1983年にはエリザベスⅡよりナイトの称号を授与されている。
彼はオーケストラ創設/再生の才覚に富んでおり、かれの手腕にて元の名声を取り戻したオーケストラは多い。

BGM: カラヤン/バルトーク 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 [睡夢庵のBGM]

【BGM: カラヤン/バルトーク 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽】

今日はバルトークの《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》、カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。 カップリングはストラヴィンスキーのバレー音楽《ミューズの神を率いるアポロ》。

これはバルトークの作品の中でも最も多く取り上げられるもの。 指揮者パウル・ザッハーの委嘱により彼が主宰するバーゼル室内管弦楽団の創立10周年記念で演奏する作品として作られたもの。 1937年ザッハーの指揮するバーゼル室内管弦楽団により初演されている。 弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ)、打楽器(木琴、ドラム、シンバル、タムタム、ディンパニ、チェレスタ)とピアノで構成される。

ストラヴィンスキーのバレー音楽《ミューズの神を率いるアポロ》は「エディプス王」、「詩篇交響曲」と共にその新古典主義時代の代表作とされるもので、彼の3大バレーと呼ばれるものの様な異様なダイナミズムは失われているが旋律的な美しさを持った作品。 2場10曲からなる。

《バルトーク・ベーラ》
Bartok Bela Vktor Janos, 1881/03/25-1945/09/26没。 ハンガリー領トランシルヴァニア・ナジセントミクローシュで生まれる。 父親は町に音楽協会を設立するほどの音楽愛好家で母親はピアノ教師という環境で、4歳の時には既に習わぬピアノを弾いていた。 7歳の時に父親を失った彼はピアノ教師として一家を支える母親と共にナージセレーシュに移り住む。 9歳頃から作曲を始め、10歳の時にはピアニストとしてデビューする。 1898年ウィーン音楽院に入学するが、国際色豊かなウィーンよりハンガリーの作曲家として生きるべきというドホナーニの意見に従い、翌年ブタペスト王立音楽院(リスト音楽院)に入学、作曲とピアノを学ぶ。 1905年パリでルビンシュタイン音楽コンクールのピアノ部門と作曲部門に出場。 ピアノ部門で2位、作曲部門で奨励賞2席を得る。 1907年ブタペスト王立音楽院ピアノ科教授に就任、1934年迄この任に就く。 第二次世界大戦勃発と共に硬化していくハンガリーを嫌い、1940年春のアメリカ演奏旅行の際、米国移住を打診、翌年膨大な研究資料等と共に米国へ移住する。 1945年白血病の為にニューヨークで死去。

《イゴール・ストラヴィンスキー》
Igor Fyondorovitch Stravinsky, 1882/06/17-1971/04/06没。 ロシア帝国の作曲家・指揮者・ピアニスト。 ロシア帝国サンクトペテルスブルク近郊のオランニエンバウム生まれ。 父親はマリインスキー劇場のバス歌手。 大学には法律を学ぶ為に入るが、在学中に作曲家に転向する意志を固め、リムスキー=コルサコフに作曲法と管弦楽法を学ぶ。 1908年「幻想的スケルツォ」と「花火」が初演され、これがディアギレフに認められ、彼の委嘱を受けてロシア・バレー団の為に作曲する事になる。 その第1作が「火の鳥」、第2作が「ペトルーシュカ」、第3作が「春の祭典」であり、この3作によって若手作曲家として名をあげる。 1914年第一次世界大戦勃発後スイスに居を定める。 1920年~50年は彼の新古典主義の時代とされ、バロック音楽への回帰がみられる。 1939年ナチスの台頭を受け、アメリカへ亡命し、ハーバード大学で教鞭を執る。 その後、ハリウッドに居を定める。 日本には1959年に来日、日比谷公会堂で演奏会を行っている。 彼の作風の変遷は原始主義時代と呼ばれる彼の3大バレー音楽に代表される期間で、「結婚」を最後とする。 その後新古典主義時代と呼ばれるバレー音楽「プルチネルラ」以降第二次世界大戦終了まで、そして十二音技法時代に分けられる。
・ 彼のバレー音楽
 - 火の鳥         1910年パリ・オペラ座初演
 - ペトルーシュカ     1911年パリ・オペラ座初演
 - 春の祭典        1913年ハリ・シャンゼリゼ劇場初演
 - プルチネルラ      1920年初演
 - 結婚          1923年初演
 - ミューズを率いるアポロ 1928年初演 1947年改訂
 - 妖精の接吻       1928年初演 1950年改訂
 - カルタ遊び       1937年初演
 - オルフェウス      1948年初演
 - アゴン         1957年初演

karajan_apollonmusagete.jpg
発売日:1973年5月
録音日:1969年9月26日/1972年2月17日
グラモフォン
LP No.:MG 2387
-Side-A-
ベラ・バルトーク
 《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》
01. 第一楽章        : Andante tranquillo
02. 第二楽章        : Allegro
03. 第三楽章        : Adagio
04. 第四楽章        : Allegro molto

-Side-B-
イゴール・ストラヴィンスキー
バレー音楽《ミューズの神を率いるアポロ》
第1場
01. アポロの誕生
第2場
02. アポロの踊り
03. パ・ダクシオン
04. カリオペの踊り
05. ポリュムニアの踊り
06. テルプリコレの踊り
07. アポロの踊り
08. パ・ド・ドゥー
09. コーダ
10. アポロの祭典

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


BGM: ライナー/リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》 作品35 [睡夢庵のBGM]

【BGM: ライナー/リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》 作品35】

前回に続いてフリッツ・ライナー指揮/シカゴ交響楽団で、リムスキー・コルサコフの《シェエラザード》。
この曲は色彩的管弦楽法の名人と言われたリムスキー・コルサコフが描いたアラビアン・ナイト(千一夜物語)の音の絵巻。 曲は4楽章で構成され、夫々に「海とシンドバットの船」、「カランダール王子の物語」、「若き王子と王女」、「バグダッドの祭、海、難破」という題が付けられています。

リムスキー・コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》作品35

reiner_scheherazade.jpg

指  揮  : フリッツ・ライナー
演  奏  : シカゴ交響楽団
独  奏  : シドニー・ハース(ヴァイオリン)

レコード番号: RGC-1069
発 売 年 : 1973

《リムスキー=コルサコフ》
Nikolai Andreyevich Rimsky-Korsakov, 1844/03/18-1908/06/21没。 ロシアの作曲家。 ロシア五人組の一人。
1844年ノヴゴロド近郊チフヴィンの軍人貴族の家庭に生まれる。 12才でサンクトペテルブルク海軍兵学校に入学、ロシア海軍に進む。 1859年からピアノを始め、1891年バラギレフとの出会いが作曲家への転機となる。 バラギレフはコルサコフが陸に上がっている時に作曲の指導をし、その才能を伸ばした。 彼の知遇を得ることにより後に「ロシア五人組」となる他の作曲家との接触を持った。 海軍在籍中に《交響曲第1番》を完成、その初演で好評を得る。 1873年に軍籍を離れるが、それまでに管弦楽曲《サトコ》、歌劇《プスコフの娘》を上梓している。 1871年には専門的音楽教育を受けていないにも拘らず、ペテルブルク音楽院から作曲と管弦楽法の教授に任命されている。 1883年~94年迄の間はバラギレフの助手として宗務局(宮廷礼拝堂)に奉職、この間にロシア正教の典礼音楽についての研究を行っている。 コルサコフ自身は貴族の出であったが、ロシア帝国の近代化の立ち遅れに批判的であり、1905年政府批判を行った為、ペテルブルク音楽院の教授職を解任されるが、グラズノフやリャードフといった同僚の辞任騒動に発展する。 この結果復職する事になるが、当局との軋轢は続き、遺作となる歌劇《金鶏》は反体制的と看做され、彼の死後1909年迄初演されなかった。
(主たる作品)
・ スペイン奇想曲
・ 交響組曲《シェエラザード》
・ 歌劇《雪娘》
・ 歌劇《皇帝サルタンの物語》 間奏曲《熊蜂の飛行》が有名
・ 歌劇《金鶏》

BGM: ライナー/レスピーギ 交響詩《ローマの松》・《ローマの噴水》 [睡夢庵のBGM]

【BGM: ライナー/レスピーギ 交響詩《ローマの松》・《ローマの噴水》】

今日はフリッツ・ライナー指揮/シカゴ交響楽団のレスピーギ 交響詩 《ローマの松》と《ローマの噴水》のカップリング。
これもRCAグランプリ“1000”クラシカルの1枚です。 名盤とされる録音の廉価盤での復刻物。

レスピーギの作品中で最も有名なのは交響詩《ローマの噴水》、《ローマの松》、《ローマの祭り》の三部作ですね。
第1曲の《ローマの泉》はローマにある4つの噴水の夜明けから夕暮れ迄の情景に触発されて得た幻想的イメージ。
<夜明けのジュリアの谷の噴水>に始まり、<朝のトリトーネの噴水>、<昼のトレヴィの噴水>、そして<黄昏のメディチ荘の噴水>で終わる。
第2曲の《ローマの松》は第1曲の8年後に完成したもので、古代ローマ時代への憧憬と回想をモチーフにしている。
<ボルジア荘の松>に始まり、<カタコンブ付近の松>、<ジャニコロの松>、そして<アッピア街道の松>で終わる。
アッピア街道と云えば現存する古代ローマ街道の中でも最も有名なもののひとつで「街道の女王」という異名を与えられています。

レスピーギ 交響詩《ローマの松》・《ローマの噴水》

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指  揮  : フリッツ・ライナー
演  奏  : シカゴ交響楽団

レコード番号: RGC-1050
発売年   : 1972

《オットリーノ・レスピーギ》
Ottorino Respighi, 1879/07/09-1936/04/18没。 イタリア・ボローニャ生まれの作曲家・指揮者。
音楽教師だった父親からピアノとヴァイオリンの指導を受け、ボローニャ高等音楽学校に進み、ヴァイオリン/ヴィオラ、作曲、音楽史を学ぶ。 1899年にヴァイオリンでディプロマを取得、ロシア帝国劇場管弦楽団の首席ヴィオラ奏者となり、イタリア歌劇の上演に携わる。 この間リムスキー・コルサコフと出会い、管弦楽技法等の指導を受ける。 1909年まではヴァイオリン奏者、ピアノ伴奏者として活動する。 1910年帰国後は作曲に転向する。 1913年からはサンタ・チェチーリア音楽院の作曲科教授となり、最晩年迄ここで過ごす。
・ 主要作品
 - 「ローマ三部作」
  ・ 《ローマの噴水》
  ・ 《ローマの松》
  ・ 《ローマの祭り》
 - リュートのための古風な舞曲とアリア
  ・ 組曲 第1番
  ・ 組曲 第2番
  ・ 組曲 第3番
 - 鳥

《フリッツ・ライナー》
Fritz Reiner, 1888/12/19-1963/11/15没。 ハンガリー・ブタペスト生まれの指揮者。 当初法学を修めるが、リスト音楽院に進み、バルトーク、コダーイに師事する。 1909年音楽院卒業後1910年ライバッハ歌劇場に移り、指揮者デビュー。 1914~21年はドレスデン国立歌劇場の指揮者を務める。 1922年渡米、1933年迄シンシナティ交響楽団音楽監督を務める。 1933年からはカーティス音楽院指揮科教授。1938~48年ピッツバーグ交響楽団音楽監督、48~53年メトロポリタン歌劇場の指揮者、1953年から死去迄の間はシカゴ交響楽団の音楽監督を務め、同楽団の黄金時代を築く。
リヒャルト・シュトラウスの交響詩、ベートーヴェンの交響曲、ドヴォルザーク、コルサコフ、レスピーギ等現在でも名盤とされる録音をRCAに残している。 只、残念な事に歌劇場指揮者として活躍したにも拘らず、公式録音のオペラ物は殆どない。
・ 主要録音
 - メンデルスゾーン     《フィンガルの洞窟》       1956
 - グリンカ         《ルスランとリュドミラ》     1959
 - ドヴォルザーク      交響曲第9番《新世界より》    1957
 - レスピーギ        《ローマの松》・《ローマの噴水》 1959
 - コルサコフ        交響組曲《シェエラザード》    1960
 - ロッシーニ        序曲集              1958
 - シュトラウス       ウインナ・ワルツ集        1957
 - リヒャルト・シュトラウス 英雄の生涯            1954
                ツァラトゥストラはかく語りき   1954
 - バルトーク     弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽 1958
             管弦楽のための協奏曲          1955


BGM: 久石譲 / 吉祥天女 [睡夢庵のBGM]

【BGM: 久石譲 / 吉祥天女 】

PC関連のCDを入れているサイド・キャビネットを整理していたら、久石譲の《吉祥天女》が紛れ込んでいました。 購入した記憶がないのでひょっとしたら子供の物かも・・・

これは第29回小学館漫画賞受賞作品である吉田秋生の同名の漫画(小学館:別冊少女コミック)からのイメージアルバム。 少女向けにしては少々猟奇的ミステリアス・ロマン&学園物。
音楽と原作のイメージ&テーマへのシンクロ具合はちょっと?
Tr01、Tr06、Tr10等いろいろな処に同年の「風の谷のナウシカ」と類似するメロデーが散見されます。 Tr07等はゲームじゃないのですから、もっと沈鬱で尖った処がほしいような・・・
Tr08以降はなかなかよろし(^^)

確か、2007年には実写映画化されており、鈴木杏(叶小夜子)、本仮屋ユイカ(麻井由似子)、勝地涼(遠野涼)、深水元基(遠野暁)、国分佐智子(叶浮子)、青山知可子(叶鈴子)、江波杏子(叶あき)といった配役でしたね。

『久石譲』(藤澤 守, 1950/12/06生)、長野県中野市出身のピアニスト、作曲家、アレンジャー、指揮者。 幼少期から高校教師だった父親に連れられてほぼ毎日4年間映画を見た事が将来に大きく影響する(父親の補導担当の場所が映画館だったとか)。 中学時代には吹奏楽部に所属、トランペットを担当するも演奏自体よりも部活用の譜面を作ることが楽しく、作曲家を志望する様になり、高校に入ると和声学や対位法等の音楽理論を幌村隆に学ぶ。 国立音楽大学作曲科に進み、島岡譲に師事、在学中からコンサートのプロデュースや楽曲提供に手を染める。 1974年テレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」の音楽を担当したのがプロデビュー。 1982年には事務所「ワンダーシティ」を立ち上げ、ソロアーティストとして活動を開始する。 1984年宮崎駿監督の劇場長編アニメ「風の谷のナウシカ」の音楽を担当、一躍脚光を浴びることになる。 この背景には細野晴臣が手掛ける予定だったが、作品のイメージに合わずとして宮崎駿/高畑勲に却下され、このイメージ・アルバムを手掛けた久石譲が代打として起用されることになったという事がある。
以降宮崎駿作品の全てを手掛けている。
・ 風の谷のナウシカ
・ 天空の城ラピュタ
・ となりのトトロ
・ 魔女の宅急便
・ 紅の豚
・ もののけ姫
・ 千と千尋の神隠し
・ ハウルの動く城
・ 崖の上のポニョ
1992年より3年連続で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。 1998年には1997年度芸術選奨新人賞を受賞。 2004年には第57回カンヌ国際映画祭のオープニング・セレモニーの作曲・指揮を日本人で初めて依頼され、注目を集めた。 2009年には音楽を担当した映画「おくりびと」がアカデミーが外国語映画賞を受賞している。 同年紫綬褒章受賞。
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発売日: 1984/12/21
徳間ジャパンコミュニケーションズ
CD-No.: 32ATC-4
吉祥天女 イメージアルバム
収録曲:
01. 天女伝説
02. 叶 小夜子
03. 遠野 涼
04. 天女飛翔
05. 遠野 暁
06. 魔性の女
07. 血の抗争
08. 小夜子と涼
09. 予感
10. 転生

Synthesizer: 久石譲&福岡保子

Album TitleReleasedCD
吉祥天女1984/12/2132ATC-4
炎のアルペンローゼ 音楽編1987/06/2532ATC-151
イメージ交響組曲 ハウルの動く城2004/01/21TKCA-72620


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